いろんなテレビ・レコーダーの番組表のUIと字幕レンダリングを比較してみる

いろんなテレビ・レコーダーの番組表のUIと字幕レンダリングを比較してみる

ずっと記録していたものの吐き出し場所。
不定期更新。

ソニー レコーダー

キャプチャしたモデルは「BDZ-FBW1000」。

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番組表の一例。021チャンネルの5分番組が消失せずに表現できている。

4K放送だときれいな字幕レンダリング、2K放送だとレンダリング解像度が下がる。データ放送でも同様。

東芝レコーダー

いくつか系統があるので分けて書く。

旧RD系

「DBR-Z250」から。

VARDIA(懐かしい)などから続く東芝純正のUI。
まだアナログ端子がついているのでオーバースキャン領域がかなり広めでREGZAより圧迫感を感じる。
細かい番組はこの狭さから非表示にはなるが、スペースは確保されており空白になるので番組があるんだなと認識することはできる。

チップ性能が良くないのか、HDDに番組表データを格納している(それっぽいエラーメッセージが出ることがある)のかスクロールが非常に遅い。
番組表のレスポンスを自慢していたREGZAと同じメーカーから出てるんか?ってくらい同じ世代のテレビと快適さが違いすぎる。
結果的にこれがRD系譜の最後のモデルになるのでもう体力がなかったんだと思う。

他社と違い、UIのレンダリング解像度は低いが番組表の文字や字幕の文字はちゃんとネイティブ解像度で出てくるという不思議な仕様。

初期フナ芝系

こちらは「D-M430」のUI。

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番組の折りたたみ方が少し気になる(タイムライン上のプロットがパナソニックなどと同じとりかた)が、細かい番組が消えることはないので見づらくはない。

字幕に関しては録画・タイムシフト番組の視聴だとかなりきれいに表示される方。(データ放送を捨ててるため?)
リアルタイム視聴だと少し解像度が下がる。ただ読めないほどではないので問題はなさそう。

後期フナ芝系

こちらは「D-M210」のUI。

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後期型ではフォントの変更や色味の変更などが行われているが基本的な仕様は初期型と同じ。
オーバースキャンに配慮しつつ色使いなどをREGZAと揃えたタイプ。

字幕のレンダリング解像度自体は初期型とほぼ同じで、タイムシフト番組や録画番組のみ解像度が少し上がる。
ネイティブ解像度までは出てないが、字が潰れたり見えなくなったりしていなので問題なし。
この画像はタイムシフト・録画再生時。

本筋と関係ないが、フナ芝レコーダーはチャンネルの違う録画を再生したり、DTCP-IPで番組が変わったりするだけで字幕表示が「なし」にリセットされるので非常に面倒。

東芝テレビ

旧型

主に地デジ化前後の発売モデル。この写真は「Z2」シリーズ。

見やすくて一番好きだと言っている番組表。
番組の折りたたみはパッと見で見づらいかと思うが、レスポンスが快適なのでリモコンでサクサクっと眺めることができる。

字幕レンダリングはこの頃でも一貫してパネル解像度と同じネイティブで描画され一番見やすい。

新型

4K世代などの新モデルに搭載されている番組表。この画像は「M530X」シリーズ。

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主な変更点として、チャンネル別表示(週間番組表)の搭載、チャンネル表示順のプログラム変更、マルチ表示の変更などがある。
チャンネル並び順を「標準」設定にしていると以前と同じ並び順に似た並び方になるが、ケーブルテレビのコミュチャンが民放の間に挟まって移動が面倒になるので「チャンネル番号順」にしている。
マルチ表示に関しては、旧型では緑ラインが引かれていたのが新型では裏に番組があるような灰色ラインに変更になっている。

操作感や見た目はほぼ変わらないので買い替えしても問題なく操作できそう。

もちろん字幕も2K・4K関係なく高解像度でジャギーなしのレンダリング。

パナソニック レコーダー

キャプチャしたモデルは「DMR-4W100」。

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ブルーレイ搭載STBもおおむねこんな感じ。

1時間に2(従来モデル)~4(最近のモデル)番組までしか表示できない。番組が隠れているところは青線で表示されるが視認性は良くない。

Gガイド採用機種のため広告もあり微妙。

最新型でも字幕のレンダリング解像度は低め。改善されず。

こちらもSONYと同じく4K放送の再生や視聴だと4Kネイティブでレンダリングされる謎仕様。

旧型だと左側にリアルタイムプレビュー窓と広告、右側に番組表って組み方になっているが、それはキャプチャ持ってないので割愛。
ググれば出てくると思う。

パナソニック STB

新しいものから順に「4K世代」→「新世代」→「旧世代」となる。
旧世代のSTBの画像はどこかになくしてしまったので見つけたらまたあげる。

4K世代

こちらは4K対応したベーシックモデルの「TZ-LS500B」。
中身としてはほぼTZ-HDT620PWと同じだが、黒塗りにして有機ELにやさしいUIにしようという努力が見られる。

新世代

いわゆるFirefox OS実装になった「TZ-HDT620PW」。
光学ドライブレスなSTBはテレビとソフトウェアが共通化されているのでほぼビエラ。

オーバースキャン考慮がなくなっているので、DIGAと見比べると同じようで結構違う。
縦横ともに絶対的な面積が広くなっているので実はDIGAより見やすい。

ただ、番組表に移動する場合にスプラッシュ画面が挟まれて音声も止まるのが気になる。

ベースがFirefox OSとなったので、データ放送・2K放送ともに字幕レンダリングがネイティブ解像度になっている。

スマートSTB

番外編としてスマートSTBの「C01AS」。


パナソニックにしては細かい番組の折りたたみが存在感ある感じでいい。
ただ、レスポンスが悪いのとレンダリング解像度が低い(番組表は旧型でも1080pで出せる場合が多い)のが気になった。
字幕はレンダリング解像度が低いいつものパナタイプ。

めり込み

パナソニック番組表のこばなし。
サブチャンネルとメインチャンネルのセル結合が結構ガバガバでめり込むことがある。
この現象はDIGAでもSTBでも確認。

ソシオネクスト製ボード搭載テレビ

ORIONのジェネリックビエラ。

パナと同じような表示だが、Gガイドを採用していないため広告がない。
あとチップ性能が低いからか、リアルタイム放送のプレビュー窓がオミットされている。

J:COM共通UI

パイオニア STB

「BD-V7704RJ」だったと思う。

レンダリング解像度が少し低いが読めなくはない。
レスポンスはあまり良くなかった印象。

左に色付きタブ、右に黒塗りで白字のこういうUIがのちのちいろんなところから出てくる。

あとクロスメディアバーのパクリみたいなUIもJ:COM系STBの特徴。

字幕のレンダリング解像度は低め。ただ、パナほど見づらくはない。

HUMAX製のSTBだとUIはほぼ一緒だが、下の画像のように微妙にフォントが違う。
あとサービスメニューへの入り方がわからない。

増殖中のJ:COMと同じUI

確認しただけで以下のものが同じUIになっている。

こう搭載モデルを見ていると、J:COMのUIというよりはGガイドの標準UIといったほうが正しいのかもしれない。

ピクセラ Android TV系

4Kチューナー搭載のPIX-SMB400をはじめとした4K対応テレビやチューナーのOEMたちに採用されているUI。
番組表あたりはパソコン版のXitなどでも採用されている。

字幕の描画は4K対応の画面解像度でのレンダリング。
フォントもちゃんとAndroid TVの汎用フォントの利用ではなく、専用の丸ゴシック体(UD丸ゴ)がインストールされており、可読性が抜群に良い。