VP9 ハードウェアデコード対応デバイスまとめ

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AV1については別記事を参照。
こちらの記事に720p以上のHD動画を強制的にVP9にする方法あり。

対応ハードウェア

Intel HD Graphic

Quick Sync Video(QSV)内のデコード機能として提供。
Kaby Lake(Core iシリーズ7000番代)以降の内蔵グラフィックス搭載モデルで使用可能。
ただし、グラフィックボードを搭載しておりグラフィックボード経由でビデオを利用している場合、グラフィックボードのデコード能力に依存。
Atomは全チップで利用不可。

Kaby Lake以降では、そもそもWindows10以前のOSはサポートが切られている。つまりIntelの内蔵グラフィックスでは、Windows10以前のOSでVP9のハードウエアデコードはできない。
Creators Updates適用済みでないと動かないとの情報も。

NVIDIA GeForce

NVIDIA PureVideoの機能として提供。
第2世代のMaxwell以降(一部モデル)で使用可能。
これは、750Tiの後期生産分、GTX950、960、980Ti。
GTX970、980は非対応。
1000番代はすべて対応。

AMD Radeon

ハードウェア的にはRX400シリーズから対応。
ただしドライバのバージョンにより動いたり動かなかったり。
最新バージョンでは支援きかない。
手持ちのRX580も効かない。つらい。
AMD側のだんまりのため、今後どうなるかは知らん。

CPUがKaby Lake以降のモノの場合、Intelの支援を無理やり使う方法もある。

RyzenシリーズのVega系では動くもののほうが多いよう。

Qualcomm Snapdragon

S820以降の対応。
S810以前は、本体解像度FHDのものが多く通信量を無視すればそこまで気にならないかと。

HiSilicone Kirin

搭載GPUがMail-Gシリーズ以降に対応。
Kirin 960以降。

Samsung Exynos

Kirinと同様。
Exynos 8895(グロ版S8)以降。

Apple製品について

Intel搭載のMac以外全商品非対応。

ソフトウェアについて

HWデコーダにデータを渡すソフトウェアが必須。

Windows

インストールするコーデックに依存。
LAV Filtersなどが対応。

ブラウザとしては、Chrome、Firefox、Operaに対応。
EdgeはWebM対応だけど、VP9は動いたり動かなかったりっぽい?
Chromium EdgeではChromeと同様に対応。
いずれも「ハードウェアアクセラレーション」を入れておくこと。
重いから切れとかいうサイトは信用しないほうがよい。
確実に動かしたいならChrome。

IE、Safariは非対応。

グラフィックボードが非対応またはRadeonで動作しない場合、CPUがKaby Lake以降なら設定を行うことで内蔵グラフィック側の支援機能を使える。
マザーボード側の設定でグラフィックボードを使っているときも内蔵グラフィックを有効にするように設定。
ディスプレイドライバをインストールしてタスクマネージャーにGPU 1が表示されるようにする。
設定アプリ→システム→ディスプレイ→グラフィックの設定
内蔵グラフィックにしたいアプリ(Chrome等)のexeファイルを指定し、オプションから省電力に設定する。
このときGPUの省電力欄が内蔵グラフィックになっていることを確認。

Android

AndroidではOSバージョンに依存。
4.4以降で対応。スペック的に4.4以前のデバイスではまともに動かない気しかしない。