オリンピックを録画しました

オリンピックを録画しました

Tokyo2020オリンピックのテレビ放送をまんべんなく80%~90%程度録画したのでそのメモをと。
次回自国開催のオリンピックを録画するときにお役立てください。

機材

録画鯖1台と4K WチューナーのDIGA、補助でレグザサーバーとPC1台を用意。
機材冷却用にエアコンまたは最低でも扇風機を用意しないとまずかった。

チューナー数に関しては、4KはNHK 4K+民放 4Kの2チューナーでやりくりできた。
地上波はNHK G+NHK E+NHK BS1+民放輪番局+予備2チューナーくらいないとキツイかも。
特殊な環境かつ通常録画も並行してたのでテレ朝系列と独立局とテレ東系列で3番組重なったとき(8/6の0時台)が唯一のチューナー不足だった。

HDDは事前に計算してバッファも持たせて2K用に8TB程度用意。ただギリギリだった。
4K用はピストン輸送することも考えて1TB+750GBで1TBのうち半分くらいは通常録画の番組が溜まってたはず。

NHKについて

マルチチャンネル・流動的なEPGに助けられ苦しめられた。
CMなしでメダルを取ると表彰式まで延長が入るしテロップも簡素なので見てる分にはたぶん快適。

NHKの番組延長のクセ

NHKが番組延長を行う場合ニュースなどでもそうだが、「終了時間未定」で枠を作り確定し次第確定時間を書き出す。
EDCBは次番組の開始時間が確定するまで無限延長で録画をするので余分なファイルができるだけで済む。(処分は自分で)

(追記)EDCBの追従は一応6時間が上限。ただ8/15の甲子園のように野球が1試合生えても3時間程度なので、実質無限。

問題はDIGA。この問題については後述。

イベントリレー

イベントリレー対応はレコーダーに必須。ただ、頼りすぎてると爆死する。
あと、イベントリレー枠を作っておいたが競技がはやく終わったので消失するパターンが結構ある。

全録レコとマルチチャンネル

全録レコはチューナー上ではマルチチャンネルを同時に受信できても録画はしないのでメインチャンネル(ニュース)しか録れない。
ホームビューイングに全録レコはあまり向いてない気がするんですけどどうなんですかね。(芝じゃなくてパナだとちゃんととれるのかな。)
あと個人的感想。SDチャンネルもHDチャンネルと同じビットレートでエンコする無駄遣い(追記)ここはレグザサーバーのエンコードの話をやめてくれ。

正直、マルチチャンネルはアナデジサイマル時代の遺産だと思っているのでハイブリッドキャストとか放送+通信でなんとかする方向に向かえばいいなって感じ。

(追記)レグザサーバーの場合、セットアップするときにサブチャンネル側(総合012または032・Eテレ023)を明示的に指定すればサブチャンネル側を録ってくれるはず。
ただ、BS1に関しては完全にサブチャンネル前提で枠が生えることがあるのでどっちも監視しておかないとやらかす。

民放について

固定枠EPGに苦しめられ助けられた。

テレ東がんばった

テレ東の中継は見た限りだと輪番回はすべて5.1ch制作だった。
NHKですら2Kはステレオ放送だったのでここは評価しても良いポイントだと思う。

マラソン前倒しのEPG

8/7の日テレ系マラソン中継が2Kで一番大きな録画失敗だと思う。
競技日程が前倒しになったのでズムサタに35分程度めり込む編成になってしまい、ズムサタを録画していないと残せないことに。
ここはレグザサーバーで補完した。
仕方ない部分が多いけど残念だったなと。

14時間ぶち抜きEPG

また日テレ系列。7/27に13時間半、8/1に14時間のぶっ続けEPGで中継。
gorin.jpじゃないと中継予定を確認できない上、そもそも時間指定予約しないと録画できないレコーダー(EPG予約は6時間が上限時間)も結構あったはず。

民放4K

決勝まで進んでも決勝は時間切れで中継なしとかそんなんばっかだったのであまり残していない。
リアルタイム視聴ならいいけど、大事なところが枠外にはみ出るなど地上波のほうがいい場合が多かった。

あとHDR処理が甘いように見えるというか、SDRからアプコンしてそうな局があったので画質面でもNHKにかなわず。
字幕放送もないなどまだまだだった。

OBSのオープニング映像垂れ流してたのはマニアとしては好評価だけどそれ以外はびみょい。

DIGAの扱い

ここからはオリンピックとは関係ない部分も多いが、録画機のことについて。

番組終了時間未定の頭切れ

NHKで後番組の頭切れが結構な頻度で起こる(数十分~数時間レベルで)。
一旦後ろ倒しになった録画開始時間はEPGを受け取っても繰り上げできない仕様のようで、番組表上に[予]マークがついたまま録画がはじまってない事態が起こる。
同一番組として認識はしており、そのように画面表示はされるが予約内容が全く違う時間として仕掛けられてしまう。
これは手動監視でやるか時間指定予約でまるごと録るかチャンネル録画するしかなさそう。

録画中の録画書き出し

ピストン輸送状態だったので録画しながら書き出しを結構行った。
いろいろと仕様があって、面倒だったのでメモ。

  • 録画中にはBDをフォーマットすることはできない
  • ただし、「かんたんダビング」でHDD→BDに焼くときにフォーマットされていないBDを使うときは録画中でもフォーマットができる。
  • USB-HDDに録画中はダビングが制限される
  • 「詳細ダビング」ができなくても「かんたんダビング」ならできる場合がある
  • USB-HDDよりHDDに録画している番組のほうが扱いやすい

画質変換ダビングは時間がかかる上に操作もできなくなるため録画中にするのは非推奨。
ある程度どの画質に変換するかをメモしておいて、「録画モード変換」機能で夜中やHDD録画中に一気にやるのがおすすめ。
DIGAが勝手に考えて空き時間や録画中でもエンコードチップの空きがある限り行ってくれる。
放送時間が変更になってディスクに入らないことも多いので、一旦DRで録画しておいて画質変換ダビングで録画可能時間を稼ぐのがよかった。
画質変換を済ませておくと25GBで30分もかからずにディスクに吐けるのでお風呂に入る前とか夜とか時間のあるときにディスクに吐いてHDDから削除。

DRのMPEG-TS変換

DRでダビング方式2(MPEG-TS方式)で吐き出すときには画質変換ダビングと同じような扱いになる(ダビング中は操作不可になる)ので注意。
ただしエンコードは行わないので等倍ほど速度は落ちず、4~5倍速ぐらいで書き込めていたように思う。
あと、「4KDR TS」とTS方式であることがちゃんと表示される。

EDCBをながめて

おおむね満足に録画でき、既存の録画予約との共存もできていたように思う。
NHKは当日数時間前に突然生える枠があるので、手動運用で監視していない限り自動予約を入れておくようにしたほうがよかった。

イベントリレー中止のときなどイベントが吹っ飛んだ場合や終了時間未定で前番組が延長したときにはゴミが残るのでこのゴミは手動で処分しないといけない。

あとはチューナー割当がたまにとんでもないことになるのでちゃんと見ておいたほうがいいというくらい。
本当に手のかからない子だった。

オリンピックの予約方法の正解

少なくともNHKは自動予約を仕掛けておかないと爆死することがある。
「NHK総合1」「NHK総合2」「NHK Eテレ1」「NHK Eテレ3」「NHK BS1(101)」「NHK BS1(102)」「NHK BS4K」をジャンル「スポーツ – オリンピック・国際大会」でまるごととれるようにしておく。
目的の競技があるときはキーワード絞り込みしてもOK。
ただし頻繁にEPG更新しないとすっぽかすことがあるので、できるならまるごと録って消すほうが良い。

民放は目的の枠と後の枠があるなら録っておいたほうがいい。特に輪番局の場合、延長が入ってもEPG追従がない場合がほとんど。
野球・サッカーなどの1試合のみの単独枠で後が通常番組のときは延長になった場合は追従処理が入るのでそのままでいいはず。
野球・ソフトボールや天候で中断があるゴルフ・BMXなどの場合は延長になったときのチューナー不足に注意。

グリーンチャンネルのみ「スポーツ – オリンピック・国際大会」ジャンルがついてなかったのでここは注意点。