Windows 11の夢を見ることすら許されなかった話
0時に発表されて早速互換性チェッカーが出ていたのでダウンロードして試してみましたがあえなく惨敗。
敗因も知らされず「何で負けたか、明日まで考えといてください」状態に。
Windows10から変わるシステム要件で分かりづらいところは以下のところかなと思ったので、ここをまずチェック。
- セキュアブート対応
- TPMバージョン2.0必須
- DX12以上
ちなみにPCのおもな構成は以下の通り。
- Core i7 7700K
- GIGABYTE Z170X-UD3
- Radeon RX580
- SATA SSD 256GB+HDD 6TB
- Pioneer BDR-209
- Intensity Pro 4K
セキュアブート対応
署名なしのドライバなどを使うこともあり、セキュアブートを切っていましたのでセキュアブートを再度オンに。
UEFIに入り、BIOSタブで以下の順に設定しなおす。
- 「Windows 8/10機能」を「Windows 8/10 WHQL」に
- 「CSMのサポート」を「無効」に
- 「セキュアブート」メニューに入る
- 「Attempt Secure Boot」を「有効」に
- 「セキュアブートモード」を一旦「Customized」に
- 「セキュアブートモード」を「標準」に戻す
- 「Install factory defaults」ポップアップで「はい」を選択
このまま保存して再起動するとセキュアブートモードで起動するはず。
セキュアブートが有効かどうかはシステム情報から確認できる。
ただ私の環境ではこの状態でもバツマークから変わらず。
TPMの有効化
なんか今回の最大のハードルになっているっぽいTPM。
7700KにはIntel Platform Trust TechnologyとしてBitLockerなどで利用できるTPM機能がついているため、BIOSで無効化してない限り問題ないはず。
BIOSの「周辺機器」タブにTPMデバイスの設定メニューがあった。
こちらはデフォルトか自分でやったかは思い出せないが有効になっていた。
デバイスマネージャの「セキュリティデバイス」や「tpm.msc」コマンドを実行して出てくる製造元表示でバージョンを確認できる。
Windows上でもバージョン2.0のTPMデバイスとして認識されていたため問題はないはず…。
ここでもバツマークは変わらず。
DirectX12以上のグラフィックボード
QSVが使いたくてディスプレイを1枚もつないでいないiGPUを併用している関係かなと思って内蔵グラフィックを無効化してみたが変わらず。
RX580で問題はないはずだし、iGPU側のIntel HD Graphics 630もDX12対応なのでここは問題ではないはず。
ストレージ容量 64GB以上
ここまで来るとマジで理由がわからなくなってくる。
ストレージ容量を66GBほどの空き容量になるようにしたが解決せず。
原因がわからず
ここまで来るとBIOSで設定できる項目もほぼなく、ドライバやWindows Updateを確認しても最新なので完全に詰み。
あとはパーティションまわりかキャプボの互換性ぐらいしか思い当たる節もない。
せめてPC正常性チェックで要件に満たしていない項目を表示してくれないと手が出せん。
最低要件は満たしていても公式サポートにKabyLakeがないからチェッカーではダメになるのか?
ちなみに、ノートパソコンのほうのV72/FLBは無事合格してた。
何が違うのかわからない。
やっぱりCPUがだめだったみたい
WhyNotWin11で調べたところ、やっぱりCPUの世代以外におかしいところはなかったよう。
3年前のKabyLakeの対応ぶった切るかなあ…。
入れてみた
製品版アップデートがはじまったのアップグレードしてみた。
製品版のISOを仮想ドライブにマウントしてインストール。
怒られたのはこれだけ。「承諾する」ボタンをクリックすると難なくインストール。
TPMとセキュアブート以外の条件はないみたいでレジストリ改変なども不要だった。
普通にアップグレードインストール完了。
月例だけどWindows Updateもちゃんと降ってきた。
メジャーアップデートが降ってくるかが問題。
ブルースクリーンも出たことはないししばらく使ってみる。
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