4Kやサブスクサービス対応のイマドキマルチリモコン・学習リモコン「Audiocomm AV-R880Z・AV-R860Z」レビュー

4Kやサブスクサービス対応のイマドキマルチリモコン・学習リモコン「Audiocomm AV-R880Z・AV-R860Z」レビュー

オーム電機が販売している学習リモコンのAV-R880Zを購入しました。
長年、SONYの学習リモコンを使っている身としてのレビューを書いてみます。

機能的な違いは学習の有無のみで内蔵プリセットなどはほぼ変わりがないと思われます。

キー配置について

家にあるリモコンを片っ端から並べてみました。

左から「TZ-HDT620(CATV STB)」「DMR-4W100(DIGA BD)」「RM-PLZ530D(学習リモコン)」「Audicomm AV-R880Z」「M530X(REGZA テレビ)」「D-M210(REGZA HDDレコーダー)」「OL22CD400(ORION テレビ)」になります。

キー配置については言いたいことがいくつかあるので箇条書きで書いていきます。

  • アプリボタンとホームボタンは逆ではないか
    普通、ホームが中央でアプリが左右どちらかになると思うのですが、なぜかアプリがど真ん中にいます。
  • 戻るボタンが方向キーの右上にある
    格安メーカーのオリオンでも左下、もしくは右下に配置しており、右上や左上に配置しているメーカーというのはなかなか見ないため手癖がつきづらいです。
  • よりにもよって削除キーが方向キーの左下に配置されている
    先程の戻るキーの話につながるのですが、慣れないうちは戻るボタンと間違えてかなり誤爆してヒヤッとする場面があります。
  • カラーキーが方向キーと遠い
    レコーダーのみの運用だとあまり問題はないのですが、テレビで使うとなるとデータ放送などでカラーキーと方向キーはセットで使いたいと思い近くにあるといいと思います。
    ただ、これはメーカーの考え方にもよるため、例えば写真にもあるレグザのHDDレコーダーだとカラーキーがかなり遠い場所にあるなど必ずしもそうであるとは限りません。
  • ちょくちょくキーのチョイスが謎
    「My BRAVIA」であったり「みるコレ」であったりそのキーは必要なのか?というキーが結構あります。
    例えば「My BRAVIA」や「みるコレ」は「ホーム」または「メニュー」キーに機能を割り当てておくのではダメなのか?という疑問が出てきます。

キーの押し心地・持ち心地

全キーにメタルドーム加工がされており、カチッというクリック感のあるキーになっています。
ゴムキーのようにむにゅっとしたキーではないため押したことがわかりやすいかと思います。

持ち心地に関しては細身で持ちやすいフォルムだと思います。
ただ、手に馴染むかというと指がすっぽりハマるくぼみなどが裏面にないため微妙です。

SONYの学習リモコンでは使っていくうちに導電性が落ちていましたが、メタルドーム仕様のため耐久性はこちらのほうが高いのかな?と思います。

プリセットが貧弱

説明書だけ読んでいるとメーカーコードが充実しているように見えますが、かなりの数のキーがプリセットとして入っていません。
確認した限りではレグザの「3桁選局(CH番号入力)」やDIGAの「BS4K」、パナSTBの「字幕」などプリセットされていませんでした。
特にBS4Kキーなどはこれを期待して買っている人も多いでしょうし、かなり痛手です。

また、たちが悪いと思うのがどのキーが発射できるかというのは購入しないとわからないという点です。
ちゃんと使おうと思うと学習機能のついたAV-R880Zにしたほうが良さそうです。

ちなみに、2020年1月ごろまでに発売された機種でプリセットを作っていると取扱説明書に記載されています。
BS4K対応のDIGAの発売日を調べてみると、初代のSUZ2060シリーズが出たのが2018年11月ということでそういうところも含めてあまり当てにならないということがわかります。

長押し機能がプリセットされてない

プリセットに関してもう1点。
いくつかのレビューであるのですが、長押し機能に対応しておらず1プッシュ~数プッシュでリモコンの送信が終わります。
そのため録画リストや番組表をすばやく移動することができずレグザのように時間帯をすばやく移動する機能やソート機能がない場合、かなり時間を食うこともありました。

リモコン自体が非対応というわけではなくあくまでプリセットに入っていないだけで、学習をさせれば長押しも一応動作しました。
ただ、プリセットしても長押しは不安定ですのであまり期待しないほうが良いかもしれません。
メモリーの関係なのかはわかりませんが、これは要改善だと思います。
また、この仕様のせいで学習機能のついたモデルを買う必要が出てきます。

取扱説明書にウソがある

「チューナー・BD/DVDを選んでいる場合でも、音量ボタン(∧/∨)と消音ボタンは、テレビ側の音量を調整します。」という記述がありますが、チューナーボタンにのみこの機能が搭載されており、BD/DVDにはこのような機能は搭載されていません。
テレビ側でちゃんと音量設定をプリセットしていても、BD/DVDにすると明らかに違う(送信状態を示す機器選択ボタンの点滅状態が異なる)信号が発射されてテレビの音量は変更されません。

こちらの件をメーカー(オーム電機)に問い合わせると「BD/DVDにプリセットしているデータが異なるため学習させてお使いください。」とのこと
いや、そもそもBD/DVDモードのボタンモードで上書きされてしまう仕様自体がおかしいんですけど…。

リモコンに誤字がある

ついでに言うとリモコン自体にも誤字があり、10キーのかな表記のところが「わをん」でないといけないところが「わおん」と誤字となっています。
電子マネーじゃないんだからさ…。

赤外線の送受信が若干シビア

一応LEDは2個ついていますが、SONYのズバとびっ!などにあたる強力・広角なLEDではないためある程度テレビなど操作する機器に向けて操作する必要があります。
また学習時の受信もシビアですので、ちゃんと台に置いて受信できる角度に固定したうえでやったほうがいいです。
レグザのリモコンなどは高さが違うため、ある程度LED同士の高さを合わせて学習させる必要がありました。

結論

SONYの学習リモコンを使っていましたが、お試しということでこちらを購入しました。
導電ゴムが死なないという点以外はSONYの学習リモコンと比べ、全体的に残念であるとしか言いようがありません。
ゴムが死ななければSONYの学習リモコンを使い続けていたかなと思います。
ゴムがやられるたびに買い替える余裕のある方はSONYの学習リモコンを買ったほうが良いと思います。

キーのチョイスや好みだと思いますのでこちらのほうが気に入る方はいるかな?とは思いますが、キーが使えるとは限りませんので学習機能のない「AV-R860Z」を購入することはおすすめできません。
購入したいと思った場合は少し高くても「AV-R880Z」を購入しましょう。