Mate MB-3で録画サーバーを作りなおす
- 2023.05.05
- ハードウェア

数年ぶりの録画サーバーの更新を行ったのでそのログです。
機種選定
まず必要な条件を書き出してそれに合致したパソコンを探します。
必須の条件
- PCIeスロット ロープロファイルで3スロット以上(チューナーが3枚あるため)
- スリム型PC
- メモリ8GB以上
- SSD1台(システムストレージ)+HDD1台(データストレージ)が内蔵できること
あるといい条件
- USB3.0以上搭載
- 7世代以降のi3かi5(HEVCのQSVが使えるやつ)
これに合致するパソコンをオークションで探しているとMateのi5 8500モデルが大量に出品されており、これを落札することにしました。
結局、1万円ちょいで落札できました。
詳細なモデル名としてはベースモデルがMKM30/B-3のタイプMB(PC-MKM30BZGAAW3)となります。
中を覗いてみる
とりあえず到着したMateの中身を覗いてみます。
ツールレスで側面カバー、前面カバー、拡張ボード、シャドウベイ、スリムドライブベイは取り外しができるようになっています。
思っているより二回りくらい奥行きが小さいです。マニュアルに搭載可能な拡張ボードのサイズがあるのでそちらを確認してから購入するほうが安全かもです。
マザーボードはLenovoのI3X0MSでフロントのコネクタなどもマザーボードに直接ついている専用品です。市販のケースに移植などはできなさそうです。
最近のMateはガワだけNECっぽくしたレノボPCということになっているんだと思います。
ベースモデルというか兄弟モデルはThinkCentre M720s(10STCTO1WW)あたりだと思いますので、こちらのモデルの保守マニュアルを見たらだいたいできることがわかります。
電源は80PLUS BRONZE認証を通っておりパーツがケチられてるという雰囲気はありませんが、特に電源周りなどのコネクタが最小構成にしてあり、拡張性はあまりなさそうです。
余っているコネクタでかんたんに拡張できそうなところで、フロントファン、リアファン、内蔵USBデバイス(小さいものなら)というところでしょうか。
うまく配線すれば光学ドライブをオミットして代わりにカードリーダーをUSBで設置できるかもしれないです。
メモリスロットは4つあり拡張ボードもロープロファイルですがPCI含め4スロットあります。
以前のサーバーでは5インチベイと3.5インチシャドウベイにそれぞれストレージを設置していたのですが、このMateは9.5mmスリムドライブと3.5インチシャドウベイの2台となっています。
そのため、マウンタを購入してスリムドライブ変換でつけようと思っていたのですが、思っていたよりマウンタが高かった(コネクタ変換基板もセットになるため?)のでSSDも新調することにしました。
システム用SSDはソフマップで安売りしていたWDS480G2G0C(5年保証じゃないのを)、メインストレージは前のサーバーで使っていたWD40EZRZを流用、チューナーカードも流用します。
結局諸々あわせて出費は14000円くらいになりました。
M.2スロットまわりの仕様
M.2スロットは電源の背面部分に2スロットあり保守マニュアルを見ると、白い方(フロント側)がSSD用、黒い方(電源側)がWi-Fi用となっています。
M.2 SATAのSSDは認識しませんでしたので調達の際や再利用の際は気をつけてください。
ブラケットがない場合はレノボのパーツ番号「4XF0P01011」で購入できます。終売しているので手に入りにくいと思いますが…。
NECの型番検索でOptane Memory搭載モデルだとだいたいブラケットがついてると思いますが、SSDを固定するピン(黒いやつと赤いやつ)が紛失している場合があるので購入前に確認しておくことをおすすめします。
落札したやつでは赤いピンが紛失していました。
組み上げる
とりあえず光学ドライブはそのままにしてSSDを装着、HDDをデータストレージに交換してセットアップしました。
M.2スロット以外にもPCIeの拡張ボード型SSDも認識しそうなBIOSでした。
ここで大事なポイントですが、BIOSでSATAのモードをOptane Memoryを使わないAHCIモードにしておきます。
AHCIモードにしておかないとプチフリーズ(Dropの原因)や動作のカクつきが頻発します。
認識ヨシッ!
W3PEを2枚とTBS6281SEをつけるとかなりギリギリです。
W3PEのカードスロットはカードを切らないと使えないですね…。
ソフトウェア面での注意点
Microsoft ImagineだかでもらったWindows Server 2016をインストールしました。
おおむね録画鯖再構築メモのとおりにできましたが、違った面をいくつかピックアップしておきます。
ドライバについて
初期状態ではいくつかのデバイスが認識されていません。
NECのドライバページからタイプMB用のドライバを当てていきます。
当てるのは「チップセットドライバ」「MEIドライバ」です。
また有線LANドライバも初期で当たっていませんが、こちらはデバイスマネージャーより手動で「Intel Ethernet Connection (7) I219-LM」を当ててあげます。
プリインストールされているのでインターネット接続ができてなくても大丈夫なはずです。
また、QSV用にグラフィックドライバを当てないといけないのですが、インテルのホームページにある最新版はインストールできません。
なので旧バージョンを拾ってきてインストールしてあげます。
こちらはDELLのPowerEdge T40用のドライバがちょうどよかったので当てました。
ECOモード設定ツール
電源プランと自動切り替えソフトのセットになっているツールですが、このツールに付属する電源プランの「ECO」にすることで10W~20W程度減ります。
0.8MHz程度までCPUのクロックが下がるなど結構チューニングされているような印象です。
ただ、初期の「ECO」モードではスリープにすぐ入ったりハードディスクの電源が落ちたりと省電力に極振りになるためちゃんと設定の確認が必要でした。
また一番大事なポイントとして電源プランの詳細設定にある「PCI Expess」の「リンク状態の電源管理」を「適切な省電力」または「オフ」にしておかないとDropが頻発します。
この設定にすると実測で50W程度あった消費電力が録画時でも30W前半(30W~35W)で安定するようになりました。
QSVでリアルタイムエンコードを走らせても50Wを超えることはなさそうです。
その他細かい調整
BIOSでCPUのTurbo Boostを切っています。
これは夏場に温度が上がりすぎてしまうのを防ぐのと省電力のためです。
実際サーバーでそこまでスペックが必要になることがあまりないのでいいと思います。
あとはシリアルポートをBIOSで切ったのと冷却モードを、WoLやパワーロス時の電源復旧についても設定しておきました。
本当はvProが使えるようになれば最強なんですけどね…。
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