auガラホはドコモのプラチナバンドを拾えるのか検証
- 2022.08.12
- ハードウェア
昔のバンド26対応のauガラホは理屈上はドコモのプラチナバンドを拾えるはずなのですが本当なのか検証してきたログです。
バンド26とドコモ
ドコモは東京オリンピックの頃からバンド19のプラチナバンド帯をバンド26としても受信できるように基地局の設定を変えています。
詳しくはMFBIで検索してみてください。
仕組みとしてはauのバンド18をバンド26として受信する方法と同じなので、auのスマホやガラホでバンド26に対応しているものだったらauでもドコモでもプラチナバンドが拾えるはずです。
検証機
今回はメルカリで安く手に入れられたKYF37を使ってみます。
バンド1とバンド26のみ対応というau機です。
3Gはバンド1のみ対応しています。
検証場所探し
Galaxyのバンド固定機能を使い捜索します。
バンド1が受信できないところに行けばいいのでLTEバンド1に固定し、ひたすら山奥にドライブに行くだけの簡単な作業です。
おおむねドコモのエリアマップでLTEを表示した時の紫ゾーン(800Mhzエリア)になるとバンド1を掴まなくなります。
ちょうど山奥の道の駅の駐車場がバンド19のみ受信できるところだったのでここで検証することにしました。
余談ですが、スーパーやコンビニもなかなかないような山奥じゃないとバンド1で繋がってしまうのはドコモすごいなあと思います。
auやソフトバンクだとプラチナバンドに非対応だと圏外が多発するので…。
spモードを山奥で使う
ドコモSIMを挿入して電源を入れるとすぐに4G電波を掴みました。
spモードのAPNをセットしてあげるとすぐに通信をはじめたように見えます。
RSRPを見てもGalaxyと同じくらいの値を示していますので同じ基地局に繋がっているものと思われます。
spモード経由でのインターネットは普通にできました。
バンド1/26対応で26と19のエリアがイコールだとすると、ドコモのガラホの仕様と同じになりますのでデータ通信ができるエリアというのはドコモのガラホとほぼ変わらないと思って良さそうです。
山奥で通話はできない
通話はVoLTEにつながればいいのですが、ドコモ向けプロファイルが入っていないようで3G(FOMA)にフォールバックする仕様です。
そのため、FOMAエリアであれば通話はできるようになっているはずです。
ただ、LTEのバンド19のみのエリアというのは大体の場所がFOMAプラスエリアとなっておりauのガラホでは通信できる端末がありません。
こちらはエリアマップで事前に繋がるエリアが見えますので確認しておくと良いかもしれません。
SMSはLTEで受信できるため不在着信の把握はできるかと思います。
使えるものの
ドコモでは本家・MVNOともにテザリング制限、プラン制限、IMEI制限など面倒な制限が一切ない(4Gプランでないと不具合が起こる端末があるぐらい)ため、ドコモ製のガラホを買う方がいいです。
スマホプランで契約をしていてもガラホにSIMを入れて使うこともできます。
ドコモSH-01Jも持っていますが京セラ端末よりこちらのほうが使いやすい端末のように思います。あくまで個人的な感想ですが…。
もちろんドコモのガラホでは山奥でも通話・電話・ドコモメールのすべてが完璧にできました。
最近では緊急時のローミングを検討している話もありますが、ガラホはLTEでつながってもVoLTEプリセットが入っていないため3Gでしか通話できない欠陥があります。
ここらへんもうまいこと解消しないと難しそうです。
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