無人の家にリモート録画鯖を置いたはなし

無人の家にリモート録画鯖を置いたはなし

知り合いの家にリモート操作で使う用の録画鯖を設置したのでそのログです

システム

省電力・安定・高コスパを条件にシステムを作ります。
なお知り合いの家から借りれるものは、電源(AC)と集合住宅のアンテナ端子のみとなっています。
のちのちはネット回線も拝借できるようですが、設置時点では回線が引かれていないため4G回線で運用します。

以下のものを用意しました。

  • 適当なWindowsノートパソコン
  • PX-S1UD
  • 分配器とアンテナケーブル類
  • 赤か青のカードとそのリーダー
  • 4Gルーター(富士ソフト FS030W)
  • au SIM
  • ドコモ ACアダプタ04(ルーター用)
  • USB HDD

Windowsの設定

いつも通りインストールしてWindows Updateや各種ツールのインストールを済ませておきます。
特にWi-Fiまわりは切断されることのないよう念入りにテストを行っておきます。

スリープ運用するためスリープ解除タイマーの有効化を行います。
自動更新は無効化できるのなら無効化したほうが良いです。

録画ソフトのセットアップ

S1UDはBonDriver Proxy経由でチューナー制御を行い、録画にはEDCBを使うことにします。
キーワード予約の設定なども済ませておきますが、現地でチャンネルスキャン後にチャンネル設定をすることを忘れずに。

EPG取得は0時と17時に設定しました。
住人がいる場合、スリープ復帰時に光学ドライブがゴリゴリ言ったりファンがブオンブオン言ったりするので深夜や早朝はあまりおすすめできません。

一応プレビュー用にTVTestもセットアップしていますがほとんど使いませんでした。

VPNを組む

VPNシステムはヤマハルーターなどのハードウェアで組むのが理想ですが、予算がないためソフトウェアで組みます。
PPTPなど一般的なVPNが通るためそっちで組んでもいいのですが、ソフトウェアVPNで楽なのはSoftEther VPNだと思うので、そちらで組みます。
クライアントを使えば常時接続ができるので楽なのもあります。

ローカル経由での通信のみVPNを通すことにしており最終的にインターネットに流れる通信(Twitterやオンラインストレージとの通信)はVPNを通さずに直接流すことにします。
これはTwitterなどを相手にするので別にIPを隠す意味がないためです。

物理ルーターを使うとWake On LANでリモートサーバーを立ち上げできるようになるので、手動予約をするなどの場合は物理ルーターを買ったほうが良いかもです。
グローバルIPが使えればASUSルーターなどルーター内蔵機能でWoLを飛ばせるルーターもあります。

ちなみにレ○パレスのLE○NETはPPTPのVPNが通ります。

遠隔操作ソフトの設定

UltraVNC・Splashtop Personal・TeamViewerで遠隔操作できるようにしてあります。
メインはUltraVNCを使い、その他のソフトは予備として利用しています。
TeamViewerを除いて、VPNを通して使うように考えてセットアップしていますのでインターネット上からはアクセスができません。
Splashtopは課金すればインターネット経由でも利用できるようですが…。

また、EDCB側にEMWUIを導入しており普段の録画メンテナンスはこちらから行います。
OpenHardwareMonitorを導入しておくと夏場でもCPU温度などがリモート(HTTP)で監視できるので安心です。

モバイルルーターについて

FS030Wを選んだのはバッテリ無しで運用でき、停電後の自動復帰ができるようになっていたからです。

ACアダプタによっては安定しないことがあるとの書き込みを見かけましたが、ドコモのACアダプタ04だと安定して動作しました。
少なくとも猛暑の中1ヶ月間問題なく動き続けています。

ちなみにバンド的には全キャリア行けます。
ファームが古いと楽天モバイルの自社エリア固定ができない(しかもファームアップは有償修理扱い)ので中古を買うときは注意してください。

やったことメモ

出発前にしたこと

  1. サーバーのWindowsセットアップ
  2. Bondriver_Proxy、EDCB(EMWUIを含む)の設定、動作確認
  3. VPN(SoftEther)のセットアップ
  4. 遠隔操作ソフト(UltraVNC、Splashtop、TeamViewer)のセットアップ
  5. モバイルルーターのセットアップ
  6. 地元局で運用試験

現地でしたこと

  1. アンテナ線、電源の配線
  2. チャンネルスキャン
  3. 自動録画リストの放送局修正
  4. インターネット接続確認、VPN接続試験
  5. アンテナレベルの確認、録画試験

運用開始後

基本的に放置で問題ないですが、EPG取得時間にあわせてたまにHDDの容量確認とCPU温度の監視を行っていました。
ファイルの転送など必要な場合は起動時間にあわせてリモート接続し、作業中にスリープに入るのをキャンセルします。

カードリーダーは一応準備しましたが結局使いませんでした。
転送したあとにメインの作業環境の中でスクランブルを解いたほうが都合が良かったからです。

ファイルの転送もHDDを物理回収することに決めているのでそこまで頻繁には行っていません。