イエデンをhomeでんわに変えて固定電話代を安くした

イエデンをhomeでんわに変えて固定電話代を安くした

イエデンをhomeでんわにして節約することにしたのでそのログとメモです。

homeでんわとおうちのでんわ

似たような料金体系に見えますが結構違います。導入に関していろいろと調べたのでメモ程度にまとめておきます。
KDDIのホームプラス電話はそもそも料金が高いのでここでは割愛します。

  • セット割の条件
    homeでんわは同一ファミリー割引グループ内に指定プラン(eximo、ギガホ、ギガライト、irumo(3GB以上)、はじめてスマホ、ahamo、home5G)が1回線でもいる場合。
    おうちのでんわは携帯電話と同一名義で申し込み、プリペイド以外の全ての料金プラン(SoftBank・ワイモバイル・SoftBank Air)
    どちらも一長一短で、homeでんわはケータイプランやFOMAなどガラホを使っている場合は割引されない。
    ただ、同一ファミリー割引グループに入れればいいので別居の子やおじ・おいなどが指定プランを契約している場合でも可。
    おうちのでんわはガラホプランでも適用されるなど細かい部分の違いがある。
  • 手数料
    「でんわまとめて割」(セット割)に加入するとキャンペーンでおうちのでんわは今のところ手数料が無料。
  • オプション契約時の料金
    オプション自体の料金は同じ。
    homeでんわはプラス1100円で全有料オプションのセットあり(550円の無料通話がつくので実質プラス550円)。
    おうちのでんわは「でんわまとめて割」(セット割)が適用されている場合、オプション2つで308円になる割引あり。
  • 無料通話先
    homeでんわは同一ファミリー割引内の電話のみ。
    スマホ・ケータイのプラン指定はなしのため、ファミリー割引グループに入っているFOMAやirumo、ahamo宛にも対応。
    ただし、homeでんわ→ahamo、irumoは無料だがahamo、irumo→homeでんわは有料となる。FOMAは両方向無料。
    おうちのでんわは初期状態ではソフトバンク系のIP電話(BBフォンやホワイト光電話、おうちのでんわ)が無料。
    さらにホワイトコール24(無料)に申し込むとソフトバンク宛の電話が無料(ワイモバイル宛は有料)。
    ホワイトコールの申込みは書類がかなり面倒だけど、ファミリー割引の申込みは同居なら窓口で口頭でできるなど簡単。
  • 利用可能エリア
    各社の4Gエリアとは違う。homeでんわのほうが広い。
    我が家はおうちのでんわは非対応だが、homeでんわだと利用できる。
  • 番号ポータビリティ利用時の8日間キャンセル
    おうちのでんわは8日間キャンセルを行った場合に4400円の補填あり。
    サービス品質が悪くて他社に行く場合でも少しあんしん。
  • 電話帳掲載
    homeでんわは受付していない。
  • 申込み窓口
    homeでんわは量販店またはドコモショップで申し込みが必要だが、おうちのでんわはインターネットでの申込み可。
  • FAXの送信
    homeでんわだとプレフィックス番号が不要。おうちのでんわはプレフィックス番号を付ける必要がある。

もちろん今契約している携帯電話会社のものを使うのが良いです。
細かい部分ではおうちのでんわのほうがサービスが充実しています。

ドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルのどこにも契約がない場合はおうちのでんわのほうがお安い場合が多いと思います。
ただ、契約がなくてもドコモのファミリー割引グループの対象は結構広いので実はその中にドコモを利用されている方がいるということは多そうです。

番号ポータビリティを行うときに事前にやっておくこと

番号ポータビリティを行う場合以下の情報をメモ、用意していくといいですと「番号ポータビリティをお申し込みのお客さまへ」という契約後にもらった資料に書いてありました。
それをドコモのホームページで公開すべきなのでは…。

  • 番号ポータビリティする電話番号
  • 契約中の事業者名(NTTなど)
  • 契約者名
  • 契約住所
  • 加入権

また、NTTのアナログ回線やISDN回線ではなくひかり電話やケーブルプラス電話、おうちのでんわなどで新規に発番した番号は使えないため不明な場合は事前に確認しておくといいです。
今現在ひかり電話などのサービスを使っていても昔はNTTのアナログ回線、ISDN回線を使っていて番号ポータビリティをしたという場合は利用できます。

MNPのように移行番号が必要などということはありません。名義人と住所で照合するためこちらを正しく把握しておきましょう。
いわゆる「アナログ戻し」の作業も必要ありません。

LNPについて詳しくはこちら。
NTT発番の番号かどうかを確認する方法もありましたので見ておくといいと思います。

また、番号ポータビリティに限った話ではないのですが8日間キャンセルを行う場合に番号を戻すのに手間や時間がかかるので、事前に電波状況を確認しておくことをおすすめします。
適当な端末でアンテナピクトを見るだけでOKです。詳しい方はバンド1かバンド19で接続できるか、VoLTE通話の品質はどうかを見ておくといいかもです。
特に地下や鉄筋コンクリートの部屋で利用予定の場合は事前確認しておくといいと思います。
確認の場合はドコモのSIMでなくてもドコモ系の格安SIMでもいいです。

NTT以外の事業者で利用している場合は解約について確認しておきましょう。
ケーブルプラス電話の場合、EMTAの回収が必要なため訪問がありました。

契約をする

電話での来店予約時に事前に端末在庫と手続き内容や書類について話をしていたので手続き自体は40分ほどで終わりました。
面倒なのでネットで来店予約したくなりますが、事前にすり合わせをしておくと向こうも準備をして待ってくれるので店頭でスムーズに行きます。なので、電話で予約をするといいと思います。

ちなみに手続きのうち15分がhome 5Gと共通の動画での重要事項説明です。
PDFなどで配布もされている内容を動画で視聴します。

ショップ店員さんも慣れていない場合が多いらしく、2時間くらいかかる場合もあるようです。

注意点として、契約時の書類を「電子発行」と「紙で発行」が選べますが、紙で発行を選んでおくことです。
あとに書いていますが、dアカウント周りがかなり雑で電子発行された契約時の書類すら見れない可能性があるためです。

端末代金について

ショップに電話で確認ができますので来店予約前に確認することをおすすめします。
代理店によっては頭金がついているところがあり、私の住んでいる地域では5500円加算されるドコモショップがありました。
家電量販店でも一部店舗で契約ができるとのことですが、端末見本すら置いてなかったのでたぶん取り扱ってなかったんだと思います。
家電量販店は頭金の上乗せなどもないなど契約のハードルが低いので取り寄せして契約ができるか聞いてみるといいと思います。
端末価格は頭金の上乗せがない場合「17,820円」となります。

一括、分割どちらでも購入できます。
月々サポートで3年間利用すると頭金がない場合、実質0円になります。
ショップでは分割を勧められるかもしれませんがカエドキプログラムなどと違って月々サポートは一括でも適用されるため、よほどのことがない限り一括で問題ないはずです。
分割審査があったり分轄の支払履歴がCICに残るなど面倒なことが多いため、わざわざ分割にするメリットはありません。
ドコモショップで一括払いする場合、現金だけではなくクレジットカードも使えました。

委任状について

NTTの契約名義が両親になっていることも多いと思います。
その場合、事前に名義を移しておく、契約名義の両親を契約するときに連れて行く、両親に委任状を書いてもらうの3択になるかと思います。

私は委任状を書いてもらって契約したので、その見本を貼っておきます。
ドコモの委任状にはhomeでんわの項目がないので携帯電話欄を参考に委任状を書きました。
委任状は全部契約者(回線名義人)に書いてもらいます。

dアカウント周りにチェックを入れていますが、これは専用のdアカウントが発行されるためです。

また、支払いの設定は一旦来店者にするため「支払名義人同意書(支払名義人と契約申込者が異なる場合)」の記入も必要です。
契約番号にはLNPをする場合、固定電話番号(03-1234-5678など)を書いておけばいいとのことでした。
こちらは契約者と来店者それぞれの自著が必要です。

端末 HP01

端末はHP01という機種でシャープ製の手のひらサイズの結構小さいものです。
home5Gと同じサイズですが、ソフトバンクのおうちのでんわのように縦に連結しないでくださいとされています。
電波干渉などが起こるようで少し離しておくのが正解のようです。

スマートフォンのような取扱説明書にある以上の機能は特にないですし、とりあえずモジュラーケーブルとACアダプタをつなげば使えます。
homeでんわプラン専用SIM以外のSIMはドコモ契約でもMVNO契約でも使えません。旅するhomeでんわはできません。

ドコモUIMカードはショップ在庫のある現行のカードに専用のデータを焼くようで、私の場合はグリーンのVer7でした。
ネットを見ていると初期の頃はVer6のライトブルーが使われていたようです。

停電時に使えるか

ほかのIP電話などと同じくHP01に給電が必要なため、HP01の電源が落ちると使えません。
ACアダプタが5VならUSB直結ができるので5Vだといいなと思っていましたが、12Vでした。

USB PDのトリガーケーブルなどを使えばモバイルバッテリーからでも給電できるかと思います。
付属のアダプタが12V1Aで消費電力は最大でも4.1Wとされているのでモバイルバッテリーでもドコモの基地局が生きている限りは数時間稼働できると思います。

専用アダプタとの接続の際に、固定電話機の親機の電源コードを抜いていても、専用アダプタからの電源供給により親機だけは使える場合があります」と説明書に記載してあるのでHP01から電話機用の給電は行うことができると思います。
もちろん電話機が受話子機を使うモデルなど非対応な場合や、本体にバッテリーを入れておかないといけないモデルなどありますのでお使いの電話機をご確認ください。

ドアホン使用不可?

取扱説明書ではドアホンの使用はできないとされていますが、壁端子より下流につけるタイプのドアホンでは問題なく利用できました。
具体的に言うと、パナソニックのドアホンアダプター「VE-DA10」です。
同様にワイヤレスアダプター機能のついたテレビドアホンも使えました。
たぶん壁端子より上流で混合されているドアホンが使えないよっていうことです。

通話品質

音質や安定感はどうなのかの見本として、スマートフォン(VoLTE)から固定電話に発信し、あんしん応答のアナウンス、一般的な保留音を録音したものを添付しておきます。
録音はスマートフォン側(Galaxy)の標準機能です。

ケーブルプラス電話(KDDIの提供するCATV向けの電話)

homeでんわ

どちらもメッセージの「あなたの」あたりで詰まっていますが、これは電話機側の音源の問題のようです。

音質については加入電話レベルになるので携帯電話同士のVoLTE HD+などと比べればかなり悪いですが、こんなものだと思っているので特に問題にはなりません。
周波数特性を見る限りアナログ回線の上限までの音質は出ているのでこれ以上を求めるものではないと思います。

安定性については少し心配してはいたのですが、先程の録音の通りノイズや途切れなどもなくかなりクリアに通話できていると思います。
遅延なども感じることはありませんでした。
そもそも0ABJ番号の品質は厳しく管理されているので無線だろうが有線だろうがかなり品質が良くないと0ABJ番号を割り当ててもらえないはずです。

My docomoでなんもできない

homeでんわには専用のdアカウントが発行されますが、これが結構な曲者です。
これまでの料金の参照以外はできないと思っておいたほうが良いです。

まず、初回ログインが開通日までできません。
電子発行された契約書面すら開通日までは見ることができません。

そして中途半端に新規発番される携帯電話番号側の番号に紐づいているため番号認証が必要と表示され支払い方法の変更や契約書面の確認などほぼすべての手続きに入ることができません。
また「homeでんわライト」と「homeでんわベーシック」のプラン変更も本サイトでは変更できない旨の表示が出てきて番号認証にすらたどり着けません。
固定電話番号を使えない覚悟で一旦SIMを取り外し、手持ちのSIMフリー端末に差し込み回線認証が必要なのでしょうか?
このあたりは改善していただかないととても困ります。現状、ログインできてもなにもできることはありません。

付与される携帯電話番号について

付与される携帯電話番号は緊急通報時に利用するほか、一般の電話の着信にも使うことができます。
ただ、番号表示オプションを申し込んでいない回線の携帯電話番号に発信してもナンバーディスプレイは使えませんし発信側が払う通話料も携帯電話基準になるので高いです。
おまけにファミリー割引の無料通話適用外になります(ファミリー割引の無料通話を利用するには0ABJ番号のほうで通話が必要です)
特に使い道は無いかと思います。